その①では車載用の地デジチューナーをDIYでご自分の車のインダッシュの
カーナビやカーテレビに接続するのにRCA端子の外部入力が可能か否か?の話をしました。
その②ではHDMI端子の入出力と、プラス、マイナスの電源をシガープラグから取る方法を説明しました。
今回のその③ではACC電源の取り出しに関して説明します。写真を撮っていないので文字ベースの説明が続いて申し訳ないですが、各説明をひとつずつ確実に行っていただければ成功すると思います。
【その③】の目次
【その①】【その②】は↓コチラ
・車に地デジチューナーを取り付ける工賃ってどのくらいかかるの?
・車載用地上デジタルチューナーってどのくらいで買えるの?
・車に地デジチューナーを繋ぐのに必要な外部入力(RCA入出力)
・カーナビの品番を調べてそれに合うRCAケーブル(VTRアダプター)を探す
・HDMI入出力とは?
・地デジチューナーの電源取り出しに関して
・電気信号の結線はギボシ端子で接続する
しつこいようですが、アルパインの車種別専用適合情報からご自分の車の情報はダウンロードされたでしょうか?これが無いとインダッシュのカーナビやカーテレビには接続できないので必ずダウンロードしておきましょう。
アルパインのフィッティング情報サービスは終わってしまったようなのでかわりにカロッツェリアのサイトを紹介します。
ただ、車種によってはパネルを外す方法がわからないこともあるので、その場合はYouTubeやみんからなどでパネルの外し方を探してみましょう。
ACC(アクセサリー)電源とは?
その②でも説明しましたが、キーをACCオンにすることで車載している電化製品に
「バッテリーから電源供給します」
という信号を流して電化製品を起動させます。
このACC電源はヒューズボックスから取り出せますがやったことがないので
コチラのサイトを参照して下さい→ヒューズボックスからACC電源取り出し
今回はインダッシュのカーナビやカーテレビなどに地デジチューナーを接続するということでダッシュボードを開けて、カーナビ等を外す方法が必須となります。
ここでしつこくリンクしていたアルパインのサイトからご自分の車種別の情報が無いと話になりません。
車種別情報の中にカーナビ等に接続している各種電源のカプラーの情報があります。
私の車は初期のストリームで、各種電源のカプラーからアクセサリー電源のラインからACC電源を取り出します。
↑ストリームの場合、9がアクセサリー電源のラインになります。(画像クリックで拡大)
写真が無いのですが、配線コネクターの各種配線は黒いビニールテープでよってあるので中の配線を傷つけないようにカッターで黒いビニルテープを剥がしていきます。
各種配線の中でアクセサリー電源の配線は上表によると黄/赤の配線になります。
これは実際に見れば判りますが、黄色地に赤のラインまたはその逆で、赤色地に黄色のラインが入った線があります。
車にもよると思いますが、ストリームの場合この配線がそれぞれ結構短く、
一旦切ってしまうと再度結線するのが面倒だったので、「配線の途中から分岐」する方法を選びました。
↓途中から分岐する時に重宝するのがコレE488配線コネクター
E488配線コネクターはもともとある配線を切ることなく途中から電流を分岐することが出来るコネクターです。
写真が無いのでまたエーモンのリンクになってしまいますが、コネクターの使い方はコチラを参照してください→エーモンE488配線の仕方
エーモンによるとコネクターを挟むだけで通電するように説明されていますが、
挟む配線が細いと配線の皮膜がはがれづらいので、カッターで1mmほど皮膜を剥がしておくと確実に通電します。
これは知らなかったのですが「ストッパー付きは分岐側、ストッパー無は本線(純正配線)側になるようご注意ください。」とのことでした。
気にせず使えたのでストッパー有り無しに関わらず配線しましたが、エーモンにのっとって配線すると、
ストッパー無し側に本線(ストリームを例にすると、 黄/赤の配線)を挟み、
ストッパー付きの方に地デジチューナーのACC電源入力コード(DC12V入力)を配線します。
ACC電源入力コード(DC12V入力)の長さにもよりますが、延長した配線をダッシュボード裏側まで伸ばしてE488コネクターに繋いだ方が配線しやすいと思います。
↓エーモンのE177配線コードは単線で20mもあるので、配線を延長したい時に重宝します
ACC電源コードを延長して接続する場合、エーモンE177配線コードの先端に
ギボシ端子 メス
を接続し、それを地デジチューナーのACC電源入力コード(DC12V入力)の
ギボシ端子 オス
に接続します。延長したエーモンE177配線コードはグローブボックスの裏側を
通して、先ほどの配線コネクターE488のところまで持っていきます。
2mも延長すれば充分でしょうか?
エーモンE177配線コードの先端はいきなり中の電線をむき出しにせず、先端に1~2cm皮膜を残して1mmほど皮膜を削ったら配線コネクターE488のストッパー付きの分岐側に接続します。
シガープラグをシガーソケットに差込み、キーをACCオンにすれば
これで地デジチューナーが起動するはずです(BCASカードの設定等は各種マニュアルにそってすでに行っている場合)
アナログ放送のTVはすでに使えないので、インダッシュのカーナビ等の
外部入力に切り替えて下さい。RCA外部入力コネクターが接続できるカーナビであれば
必ず外部入力切替があるはずです。私のストリーム純正カーナビの場合、TVボタンを
1回押せばアナログ放送(昔の名残)
2~3回押すと外部入力に切り替わりました。
地デジチューナーの初期画面(機種により違うと思います)がなんらか表示されたら
大成功。あとはアンテナ線を配線して受信設定をしましょう。
アンテナが4本ある場合、2本はフロントガラスに、もう2本はリアガラスまたは後方のガラスに貼った方が受信感度が上がると思います。
※起動確認が終わるまではダッシュボードや取り外したカーナビ等は元に戻さない方がよいです。全部元に戻すのは起動確認が終わってからにしましょう。
ちなみに私のストリームの場合、各種電源は殆どシガープラグで取っている為、
純正のシガーソケット1穴だけでは到底足りず、6連のシガーソケットと2連のシガーソケットの計8穴のシガーソケットを使っています。
最近は6連のシガーソケットはなかなか無いようですね。4連が主流のようです。
↓これなんかあると重宝しそう
↓楽天で一番人気のワンセグ・フルセグチューナーはコレ
↓Amazonで購入者の評価が高いデジタルチューナーはコレ
↓Yahooショッピングで売れているフルセグチューナー
とここまで記事を書いてハッと思いました。
「センターパネルの取り外し方」
の記事も必要なのではないか?
そうですよね。純正カーナビの取り外しとかってセンターパネルを取り外さないといけないんですよね。
何度か外してるんですが写真素材が全く無い、、、、、。
とはいえ車種によってもかなり違うようなので、センターパネルの外し方やカーナビの取り外し方に関してはそれぞれ検索してみてください。
たとえば、
「プリウス センターパネル 外し方」
とかで検索すればかなりの件数がヒットします。
なのでセンターパネルの外し方やカーナビの外し方は各々で探してみてください(最後の最後にすみません)
【その③】の目次
【その①】【その②】は↓コチラ
・車に地デジチューナーを取り付ける工賃ってどのくらいかかるの?
・車載用地上デジタルチューナーってどのくらいで買えるの?
・車に地デジチューナーを繋ぐのに必要な外部入力(RCA入出力)
・カーナビの品番を調べてそれに合うRCAケーブル(VTRアダプター)を探す
・HDMI入出力とは?
・地デジチューナーの電源取り出しに関して
・電気信号の結線はギボシ端子で接続する
各素材や工具などを一覧でまとめてみましたのでそちらもご覧ください。
あと、車のパーツの通販リンク一覧作ってみました。